以前から感じているのだがカウンセラー/セラピストには二つのタイプがあると思う。ひとつは自己の経歴にそれほど複雑な経験や心の傷ももないものの、心理や人間への興味からあるいは純粋に人の役に立ちたい、助けたいとも思い仕事にしている人々。この方たちの場合は、基本的な健康的なので客観的に問題を受け止め対応し、クライアントの様々な問題も抱え込まずどんどんのこなしていける。もう一つのタイプは自分の過去にそれ相当な経験をし、あるいはトラウマさえうけ、自分がサバイバルしてきた経験を活かしてセラピーという仕事に関っているタイプである。どちらがいいという問題ではなく、クライアントのニーズによってどちらも必要であるように思われる。
最近、自分がなぜセラピストになったかということを文章に書くという機会あった。それでまた考えてしまったのだが、自分は明らかに後者のタイプで、正直自分でセラピーを提供しつつ癒されてきた部分がある。これもまた大雑把で大胆な分類ではあるが、前者のセラピストたちは成長とか発達とかに興味がある人が多い。つまり教育関係に携わる人が多い。そして問題もどちかというと障害という枠付けをする。一方で後者のセラピストたちは癒しとに興味がある人が多く、問題を傷として受け止める傾向にある。
私が興味を抱くのは、両方のタイプのセラピーにおけるエネルギーの使い方である。なんとなく違う。少なくとも自分を振り返り言えることは後者のセラピストはやらずにはいられないような強いエネルギーを出しておこない、前者はなんとなく穏やかなピュアなエネルギーを発しながらおこなっている。
グループつくりをしたいわけではないが、このことはセラピストのアイデンティティに関ってくるものだし、その人のセラピーの本質に関るものなので大切な自己分析ではないかと思うのである。



