帰国しはや2年。
日本のクライアントさんにも日本流カウンセリングにもようやく慣れてきました。
最近、カウンセラー仲間で話題となったのは、「日本人は本音をなかなか話さないので査定がしにくい。」ということでした。確かに、表面的にはカウンセラーに同意を示しつつ、心の中では完全に納得をしていないとか、とにかく自分から話しをせずに、問題や感情がぐるぐると胸の内でただ回っているだけの人たちもいるようにも思えます。彼らにもそれなりの理由があってのことですが、カウンセラー泣かせよね・・・
自分のアメリカ人のクライアントとの経験から思う事として、アメリカ人はカウンセリングに対して積極的で前向きであり、そしてカウンセラーと対等である意識していること。折角カウンセラーと会うのだからこのミーティングを成功させようという意気込みやポジティブさが感じられるようなことさえあります。カウンセラーをサポーターとして頼っているものの、基本的には「自分でなんとかしなければ」という意志が感じられるのです。しかし、日本人の場合は「とにかく何とかしてくれ」と依存してきたり、「何とかしてくれる。」とカウンセラーがあたかも奇跡を起こし自分を変化させてくれると思い込んで来られる方もいます。しかし、実際にカウンセリング理論として我々が教わることは、カウンセリングとはクライアントがいかに自分の成長をせていくか補助していくものであり、全てはクライアントの努力次第であるということです。
私も帰国し仕事を始めた当初は、日米のギャップに相当なショックを受けていました。日本にはカウンセリングという概念が浸透されていないのではないか?と思いました。さらに、セラピーというと、精神治療とうより未だにセラピストが何かクライアントにサービスしてあげるような意識もあるようにも思えるし。また、日本で西欧生まれのカウンセリングをそのまま取り入れ実施するにも、根本的になかなか理解しにくいところがあるのではないかと思います。やはり、日本人には日本人に合った精神医療方法があるのではないでしょうか。日本人とカウンセリングの意義について考えていく必要がありますね。



